Q. 倉吉市について
A. 倉吉市は鳥取県中部に位置する、人口約4万5千人の都市です。行政機関や医療・福祉、商業施設が多く集まった都市となっています。倉吉市は海と山、それから温泉までのアクセスが、それぞれ車で20分程で行くことができる立地となっています。
自然豊かな地域ですけども、買い物や生活のしやすさといった魅力的な面もあり、倉吉市ではゆったりとした暮らしをすることができます。市内を流れる2本の一級河川につきましては、国土交通省が毎年行っている水質検査で、「最も水質が良好な河川」のうちの一つとして認定されています。
家庭での水道水は、すべて地下水を汲み上げたものを使っておりまして、美味しいお水を提供しています。東洋経済新報社が毎年発表してる「住みよさランキング」では、2024年が総合9位、中四国編では第1位にランクインしています。
倉吉市へのアクセスは、飛行機で東京から来ていただく場合には、鳥取砂丘コナン空港から連絡バスに乗り継いで2時間程度で来ることができます。大阪からは、直通の特急スーパーはくとで3時間程で来ていただくことができます。
Q. 倉吉市のサテライトオフィス誘致の補助体制
A. 鳥取県の制度にはなるのですが、先駆的な事業を行う県外の事業者が県内でサテライトオフィスを設置される場合に補助があります。1年目には事前調査の補助として補助率1/2で30万円、2年目と3年目につきましては、オフィスの設置にかかる費用、これも1/2で200万円、3年間合計で230万円の補助制度を用意しております。
倉吉市では令和6年度からサテライトオフィスの誘致に取り組み始めました。令和7年度に向けまして、家賃の支援等の補助制度をこれから充実させていきたいと考えております。
Q. 倉吉市の人材採用を含めた支援体制
A. 倉吉市では企業支援、雇用支援、移住支援を、一つの部署がワンストップで支援をさせていただいております。
移住支援と絡めた雇用支援策も用意しており、市外から移住して市内企業に就職された方を対象に、家賃支援を実施しております。
1月当たり1万円、最大12カ月の合計12万円を企業介して移住者の家賃として支援するものです。
また、同じく市外から倉吉市に移住されて、市内企業に就職された35歳未満の方を対象に、奨学金の返還支援を行っております。無利子奨学金であれば1/2、有利子奨学金であれば3/4を上限なしで支援する全国でもトップクラスの制度となっております。県外からのサテライトオフィスの進出に関しましても、当課がワンストップ窓口となって対応させていただきますので、ぜひ倉吉市にお越しください。
Q. 倉吉市内のコワーキングスペースについて
A. 倉吉市には民間企業が運営される、コワーキングスペースやシェアオフィスが複数箇所存在しており、中には法人登記が可能なところもありますので、企業のスモールスタートが可能です。
Q. 倉吉市の魅力
A. 白壁土蔵群をはじめとするどこか懐かしい落ち着いた町並みが大きな魅力だと思います。また、倉吉パクスクエアには日本で唯一の梨のミュージアムや屋外遊具、温水プール、市立図書館などがあり、多くの方が1日楽しめるスポットとなっています。
鳥取県として初めての美術館が、令和7年春に倉吉市にオープンする予定になっております。アンディ・ウォーホルの「ブリロの箱」など、国内でも貴重な作品も展示する予定ということを聞いておりますので、アートを軸とした新たなまちづくりにも今後期待されるところです。
Q. 伝統・文化について
A. 倉吉は昔から経済や文化の中心として発展してきたまちです。県立美術館がオープンすることで、これまで培われてきた伝統に新たにアートというものが加わって、今までなかったようなものが新たに生まれてくるんじゃないかと期待しています。
倉吉市は、キャッチフレーズとして「暮らしよし倉吉」ということを掲げておりまして、どの世代でも、安心して暮らすことができるまちだと思っております。これから先、様々な企業のサテライトオフィスがこの倉吉に立地することで、これまで以上にもっと多くの方が安心して、これから先も住み続けるまちとなっていけばいいなと思っております。
Q. 倉吉市に来てほしい企業
A. 特に、若い方々を中心に人気のIT系、デザイン系、企画系といったような、倉吉に今まであまりなかったような業種の企業さんに進出していただくことで、倉吉に今いる若い方々が「倉吉で仕事をしたい」、「引き続き倉吉に住み続けたい」と思ってもらえるようなまちになっていけばいいかなと思っております。
倉吉には空き家の増加や少子高齢化、地域コミュニティの衰退といったようなさまざまな課題があります。地元の企業さんや行政に加えて、進出企業が一緒になることで新たな商品や企画、アイデアが生まれ、もっともっと元気な倉吉になっていけばいいかなと思っております。
インタビュー時期「令和6年8月」